GCAの分類基準が2022年にEULAR/ACRで改定されたが、そこでHalo signが基準に加わったのは記憶に新しい。
Halo signの明確な基準はないが、巨細胞性動脈炎では血管壁の肥厚が認められることが多く、エコーで内膜・中膜複合体(IMT)を測定することで容易に診断できる。
IMTはAの画像の内腔からHigh-low-highになっているHigh-lowの厚さのこと。
部位ごとにcut offが報告されており、
をCut offに使用することが多い。
22MHzの周波数帯が使用されているので、エコーの周波数が低い場合は描出しにくい場合もあるので要確認。
また典型的な症例では明らかなHalo signを伴っていることもあるが、実臨床では微妙な症例も多い。そのような場合は一つの部位だけでなく上記から顔面動脈を除いた4つの部位でのTotalスコアで判断するやり方もある。
上記のGardingでtotal10点以上であれば特異度96%でGCAの可能性がある。
ただ全体的なLow gradeは動脈硬化との見分けがつきにくいと思われるので注意が必要。