Single center, retrospective
結果78人がincludeされ、33人のGPA、25人のMPA、20人のEGPAの内訳であった。患者の58%で血管炎が陽性となった(GPA 17(57%), MPA 16(58%), EGPA12(60%))。
病理学的所見はSVVが70%、MVVが50%程度検出された。ほとんどの症例で生検陽性群ではPerivascular infiltrateは確認されている。
GPA/MPAはEGPAと比較してfibrinoid necrosisがよく見られ血管閉塞もよく見られた。
25%は生検の前に全身ステロイド投与を受けた。CKは10%の患者でのみ上昇しており、全てEGPAの患者であった。
女性、MPO陽性患者では生検が陽性になりやすかった。筋生検の多くが外側広筋で行われた。筋痛や筋力低下の有無で生検の陽性率に有意な差はなかった。
筋生検陽性陰性で予後や再燃率に違いを認めなかった。
(コメント)
ANCA血管炎の生検部位に悩む場合は筋痛症状がたとえなくても筋生検を考慮してもいいと思われる。