元々筋力低下の見られる患者では予後が良いことが知られており、慈恵医大から皮膚筋炎における筋膜に注目した画像を報告されていた。その中で筋症状が乏しいとされているCADMの筋MRI画像所見に関連した研究が報告された。
P:
*治療開始後10日間以降に撮像した患者は除外
*DM or ADMの分類はEULAR2017 criteria
結果:
2008年から2022年でMRIを撮像しているDMの症例が15例、ADMの症例が13例研究に含まれた。
MRI(STIR)の所見で"fascial pattern" (F)と"intramuscular pattern"(I)、複合パターン(FI)、所見なしに分類。
FI、Iの所見を認めるものをRMDM、Fや初見のないものをRADMと定義し、再分類した。
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臨床的な分類であるDMとADMでは年齢やILD、6ヶ月生存率など有意差を認める項目はなかった。
しかしRMDMでは若年で筋痛を訴える割合が高く、またPSL+TAC+CYCのTriple therapyを受けた患者が少ないにも関わらず6ヶ月生存率も100% とRADMの69.2%と比較して予後良好であった。
RMDMの中にはADMの症例も33%含まれていた。