<Introduction>
・化膿性関節炎において46%の患者で既知の炎症性関節炎が存在しており、既知の関節炎の増悪か化膿性関節炎かは臨床上区別が難しいことも多い。(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3729573/)
<Method>
・2006-2011年において182件の手と手関節のMRIを施行し、31人(17%)でRAがあり化膿性関節炎が疑われた患者を同定した。
・最終的な診断はex adiuvantibus criteriaと(必要であれば)生検で行われた。
*ex adiuvantibus criteriaとは治療反応性で診断を下すこと、臨床診断。https://en.wikipedia.org/wiki/Ex_juvantibus
<Result>ex
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→
・化膿性関節炎ではMRIでeffusionや皮下浮腫・皮下組織の造影効果が特徴的だった。
・超音波検査でもeffusionや皮下浮腫・皮下組織のpower dopplerは関節リウマチの増悪に比較して多かったが100%ある所見ではなかった。
<例>
①
→
同一患者で治療後
effusionや周囲の造影効果は改善
②
2指が化膿性関節炎で3指は関節リウマチの増悪。周囲の造影効果やeffusionは異なる。
③
化膿性関節炎に多い皮下浮腫。
(コメント)